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Venturaが使いにくい
当方,ドッキングステーションを使用してMacbookをラップトップ,デスクトップと併用しています.
研究室や自宅により,4Kディスプレイ2〜3枚に接続していますが,Venturaにしてから拡大率の設定ができない.
4K解像度に設定すると文字が小さすぎて読めないので,解像度は3840*2160,表示サイズはWQHD向け(Windowsでいうと拡大率150%)にする必要があるのですが,Venturaではバグによりこの表示サイズの設定ができません.ついでに言うとディスプレイの配置とかも記憶しません.
1年近く経ちましたが改善される気配なし.
もう我慢できないのでMontereyにダウングレードしました.
Time Machineなんてそう都合良く取っていないので,事前準備ゼロでできる手順になります.
環境
MacBook Pro(16インチ,2021)
Apple M1 Max(10コアCPU,24コアGPU)
32GBユニファイドメモリ
1TB SSD
必要なもの
- 16GB以上のUSBメモリ(32GB以上推奨)
手順
Montereyの入手
有志の方のアップロードではなく,Appleさんが公式で配布してくれてます.
Mac App Store – macOS Monterey
以上からまずMontereyを入手しておきます.
Bootable Mediaの作成
USB内部のデータが消えるので注意!
バックアップをとっておきましょう.
USBメモリをMacに挿した状態でターミナルで以下のコマンドを実行します.
sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/VolumeName
最後尾の”VolumeName”の部分は,Finderに表示されるUSBメモリの名前に変えてください.
“NO NAME”など名前に空白を含む場合はダブルクォーテーションで囲むようにしてください.
実行したら,Macのパスワード入力と,USB内のデータ削除に対する同意を促されるのでyを押します.
完了の旨を示すメッセージが表示されるまで待ちます.
結構時間がかかります.私の場合は大体30分くらいでした.
※USBメモリのフォーマットがAPFSだと,エラーを吐きます.FAT32など,一般的なUSBメモリのフォーマットにしておきましょう.
Venturaの削除
PCが完全に初期化されます!
消えて困る重要なデータは外部メディアかクラウドに上げましょう.
ディスクユーティリティを使用して,Macintosh HDを消去します.
消去後,Macは再起動します.
再起動後,Macのアクティベーションロックの解除のためWi-Fiの設定とApple IDの入力を促されるので入力しておきます.
Montereyのインストール
先ほど作成したBootable Mediaを挿します.
一度Macをシャットダウンし,電源を入れる時に電源ボタンを長押し(Apple Siliconの場合)して起動オプションを起動します.
ここで注意して欲しいのが,普通に電源ボタンを短く押して起動すると,起動ディスクにBootable Media(Monterey)が表示されません.
一応説明しておくと,基本的にMacは外部メディアを利用したBootをセキュリティ設定で制限しているためです.このことはユーティリティから確認できます.
起動オプションから,Bootable Mediaを選択できれば,後はMachintosh HDを選択してインストールするだけです.
20〜30分くらい待てばインストールが完了し,初めてMacを買った時のような初期設定に移るので,指示に従います.
一通り設定が終わればインストール完了です.
最後に
今回はVentura → Monterey,Apple Siliconで記述しましたが,それ以外の環境でもダウングレードが可能です.
手順自体は同じはずです.(試してないので細かい部分に違いがあるかもしれません)
違うOSにダウングレードしたい場合は,ダウンロードするOSを該当のものに変えて,ターミナルの実行コマンド中のOS名を該当のものに変更すれば大丈夫です.
Intel製のCPUの場合は起動オプションの立ち上げ方が変わるくらいです.
お使いのMacがインストールしたいOSに対応していない場合はそもそもOSのダウンロードの時点で弾かれるので,そこは深く考えなくても大丈夫です.
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